先日皆さまにお伝えしたJR東海の「新幹線再生アルミのザボディショップへの提供」リリースから、続けて今日のストーリーをお届けします。
→(関連記事)美しさの提供、環境にも優しく〜新幹線再生アルミのザボディショップへの提供〜
たくさんの人々とその想いを乗せて走ってきた新幹線たち。
そのリサイクルの行方にスポットをあてました。
まず、新幹線でリサイクルを追いかける旅に出る前に、JR東海広報部の平本さまを通じて、リサイクル関係各所の部署に、お話をお伺いできました。
ザボディショップでの新幹線再生アルミを提供した後、その他のメーカーさんや新幹線利用者の方からご意見等は寄せられたでしょうか⁇
「ボディショップからは、国内外問わず有名な東海道新幹線の車両に使用されていたアルミを店舗の什器等として利用することで、サスティナブルな店舗内装の開発を実現できた、と評価していただいた」そうです。
また、今回のリリースを受けて、他の数社からも新幹線再生アルミの利用について、お問い合わせ頂いているとのこと。今後の活用も楽しみです。
私も気になったので、実際に足を運んでみることに。
今回は新しくJR東海で登場した「ずらし旅モンスター mado」と共に、N700Aで再生アルミ利用第1号店のボディショップへ向けて旅に出てきました。
(出所:JR東海公式ホームページより)
JR東海では、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、ずらし旅キャンペーンで「分散型旅行」を推進しています。
「分散型旅行」とは、時間や場所が分散された新しい旅のスタイルを促進するキャンペーンで、官公庁が関係事業と連携して実施しているものです。
madoは、そのキャンペーンの公式キャラクターとして新幹線の窓から生まれたモンスター。
HPで公開中のお話のナレーターは話題の鬼滅の刃に出演の声優さんなので、ぜひ覗いて見てください。
(出所:JR東海公式ホームページより)
東京から名古屋まで、お友達も訪ねつつ、新幹線でずらし旅。。
いつもは同じ場所にいるから
車窓の様子が変わっていくのを眺めるのは、とても新鮮な気持ちになれます。
さて、名古屋駅に着いて、実際に「ザボディショップ タカシマヤゲートタワーモール店」を訪れてみました。
どんな感じかどきどきでしたが、現地で、ショップの店長さんにもお話をお伺いしてみました。
新幹線の再生アルミは、ハンドクリームコーナーの背面及びレジカウンターの側面の仕上げ材に利用されているとのこと。
再生アルミと伺っていたので、もう少し金属感をイメージしていましたが、綺麗な仕上がりに驚きました。
お店にいらっしゃる方の反応をお伺いすると、前回のリリースを受けて来店する方もいらっしゃるそう。
また、新幹線のリサイクルについてご案内すると、
「実際に再生アルミ使用部分に触れてみたい」
というお声も寄せられるとのことでした。
今回の実現には、いくつかの提携企業の協力があり成り立っていますが、SDGs実現に向けて様々な分野が連携し合うことはとても重要なことです。
JR東海さんに、実際に、現在提携されているアルミ再生企業さんも教えていただきました。
「新幹線車両に使用されていたアルミから不純物を除去し、高純度のアルミのみを抽出する新たなアルミのリサイクル技術が使用されていますが、この技術は、グループ会社である、東京ステーション開発株式会社が開発。また、その開発の際には、アルミの不純物撤去については産業振興株式会社、高純度のアルミを抽出しビレッド化することについてはSUS株式会社に対応していただいた」そうです。
(出所:産業振興株式会社公式ホームページより)
さて、新幹線関係ではアルミ再生の他にも取り組まれていることはあるのでしょうか⁇
「JR東海では、車両の省エネルギー化等、鉄道の運行に係るエネルギー効率を高めることで、直接的な環境負荷の低減を図っています。
一例として、2020年7月に営業運転を開始したN700Sは、走行抵抗の低減、駆動システムに SiC素子を採用するなどの省エネ化を図り、N700Aと比較して電力消費量をさらに 6%削減しています。」
その他、金属資源の他に JR 東海で行っている環境に配慮した取り組みには、制服類のリサイクル、また、切符のリサイクルもされています。
使用済みで回収された紙の乗車券のリサイクル率は、100%。紙の乗車券は段ボールの原料に再生、磁気定期券及びICカードは焼成処理の後、建設資材として活用しリサイクルが行われています。
新幹線車両だけでなく、様々なリサイクル活用がされているのですね。
今回は東海道新幹線の中から、記事を執筆。
最近は大人数でワイワイ旅行はできないけど
少しぶらっと1人旅。。
少し視点を変えて、新しい車窓を見つけに行くのもいいかもしれません。
もしかしたら、思いがけず、モンスターmadoが話しかけてきてくれるかも。
そんなイマジネーションをふくらませながら、ちょっとしたことでも日々を楽しく過ごしたいですね。
〈参考情報〉
・https://www.sangyoshinko.co.jp/news/infomation/20210510-06/
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星野月子(Tsukiko Hoshino)
元公務員、現在はパラリーガル、モデル、アーティスト。それぞれ1人1人がどうありたいのか、ありのままのその人を大切にしたいと感じながら活動中。
ウィンナーワルツ(社交ダンス)や絵を描くこと、茶道、YouTube など表現することが好き。
今この瞬間に心に芽生えたもの、感じたことを大切にして、身体中に染み渡るその感覚に浸って、常に新しいことにも触れていたい。
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