エネルギー大手のINPEXは5月31日、日本海ガス(本社:富山県富山市)とカーボンニュ ートラルガスの売買に関する契約を締結したと発表した。(ロゴはYahoo画像から引用)

 

 今回の契約により、日本海ガスはINPEXからカーボンニュートラルガスを購入し、日本海ガス本社と関連施設で使用する天然ガスをカーボンニュートラルガスに置換する。また、日本海ガスは業務用・工業用の顧客向けカーボンニュートラルガスを夏ごろをめどに販売する予定だ。

 

 カーボンニュートラルガスの導入によって、日本海ガスは排出する二酸化炭素(CO2)を削減する とともに、天然ガス供給エリア内で顧客向けにカーボンニュートラルガスを販売することで、脱炭素社会の実現および地域の持続的な成長に貢献するとしている。

 

 他方、INPEX は今年 1 月に発表した「今後の事業展開~2050 ネットゼロカーボン社会に向けて~」で、2050 年の自社排出ネットゼロカーボンを目標として掲げている。天然ガスの卸供給先である都市ガス事業者と連携し、天然ガスの安定供給を継続するだけでなく、よりクリーンなエネルギーであるカーボンニュートラルガスなどのソ リューションを提供することで、顧客ニーズに応えるとともに、地球規模での温室効果ガス(GHG)削減につなげる狙いがある。

 

(IRuniverse)