住友商事は3月31日、住友商事東北とともに出資する「仙台港バイオマスパワー合同会社」を通じ、宮城県仙台市でバイオマス専焼火力発電所の建設工事に着手したと発表した。(地図は住友商事のニュースリリースから引用)

 

 この発電所は、仙台市宮城野区にある仙台塩釜港内の工業用地(約3.4ヘクタール)に位置し、発電容量は112メガワット。約26万世帯相当の電力供給が可能という。バイオマス燃料は、住友商事が調達する輸入木質ペレットに加え、国内材も活用していく。総事業費は約900億円で、2025年10月に商業運転を開始する見通しだ。


 バイオマス発電について、住友商事は100パーセント子会社のサミットエナジーを通じて、国内3カ所でバイオマス発電所(新潟県糸魚川バイオマス発電所:50メガワット、愛知県半田バイオマス発電所:75メガワット、山形県酒田バイオマス発電所:50メガワット)の開発実績を有する。発電事業については、2035年を目途に再生可能エネルギーを持ち分発電容量ベースで30%以上に引き上げる方針だ。

 

(IRuniverse)