3月15日~3月17日の期間、幕張メッセにおいて、防衛産業展示展、「DSEI 2023」(DEFENCE&SECURITY EQUIPMENT INTERNATIONAL)が開催された。

 

今回の開催は、日本で初めての開催となった2019年以来、実に4年ぶりの開催となった。

 

 

前回の開催時も取材で展示会に参加させていただいが、前回に比べ、大々的に行っている印象は無く、また前回は初めての開催という事もあってか、各地で反対運動があり、現地でも活動家が散見された。しかし、今回の開催には、各地で反対運動等の情報は無く、現地会場周辺でもそのような団体は見られなかった。

 

また、前回の開催時は、長年日本の防衛産業を支えてきた小松製作所が防衛事業からの撤退という動きがあり、今回は、ウクライナ戦争という背景がありながらの開催というあってか、会場には、国内、海外から熱心な業界人たちが押し寄せていた。

 

展示内容の多くは「システム」と「ドローン」

 

今回の展示と前回の展示の大きな違いを感じることができたのは、「無人化」「システム」「ドローン」と言った展示が非常に多く感じた。

 

前回は「銃器」などの「マテリアル」の展示が多かった印象だったが、今回は、「自動化」「センサー」などの技術が展示の多くを占めた。

 

特にドローンの存在が大きく感じた。

 

現在未だ続くウクライナ戦争では、ドローンの使用や、誘導システムの戦場への導入が報道され、その陰で、歴史が語るように、従来の戦車や歩兵のぶつかり合いなどが、現代の戦場において行われている。

 

各国の安全保障問題が叫ばれる中、今回のDSEIでも、日本の安全保障の現在地や、今後の方向性を垣間見ることができる。詳しいレポートは、以降追って報告する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(IRUNIVERSE Hatayama)