ウクライナのガルシチェンコ・エネルギー相は、ブラセンコ副大臣とともに、石炭採掘企業の経営陣との会議を行った。会議では、2022年から2023年にかけての秋冬期間を安定的に過ごすことに必要な石炭の蓄積計画、戦時下の石炭採掘企業の作業、火力発電用石炭の供給の現状について議論された。ガルシチェンコ氏は、冬期に向け、自国産石炭が頼りだと述べた。

 


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写真:ウクライナ・エネルギー省ウェブサイトより

 

 

 ガルシチェンコ氏は「暖房シーズンの開始に向けて、少なくとも250万トンの石炭を提供する計画がある」と指摘した。

 

 同氏は「石炭採掘とロジスティクスを確立する必要がある。今暖房シーズンは、我が国の石炭が頼りだ」とし、「だからこそ、戦争の最悪のシナリオを想定して石炭備蓄をしなければならず、今こそ鉱山労働者に対する最大限の支援が必要とされている」と強調した。

 

 このほか会議では、戒厳令下での石炭採掘企業の仕事の組織化、鉱山労働者の安全対策の強化、賃金の支払い、現在武器を手にして国家を防衛している鉱山労働者への社会保障の確保に関する緊急の問題が取り上げられた。

 

 なお、ウクライナ・エネルギー省はウェブサイトをリニューアルした。新たなURLは次のとおり。

 

https://www.mev.gov.ua/

 

 

(IRuniverse M.H)