ルーマニアとの国境に近いウクライナ西部チェルニウツィ州に、新たに2つの工業団地が登録された。登録された工業団地はKhotyn InvestとBukovina Energy。同国政府の決定が20日、明らかになった。ロシアによる侵攻の影響を受けた地域からの企業移転の促進を目論んでいる。

 

 これらの工業団地には金属加工業や機械工業の企業が進出予定。これらの企業は電気、水道、ガスなどのインフラ、物流、労働力を利用することができる。

 

 また、ゼレンスキー大統領は、工業団地の進出企業に対する税の優遇措置を盛り込んだ法律に署名した。

 

・輸入された新しい設備に対する付加価値税と輸入税の減免

・工業団地内の事業に対する10年間の利益税軽減措置

・自治体による不動産税と土地税の軽減

 

 さらに、工業団地1ヘクタールで50人の雇用とした場合、平均的な規模の工業団地は1,000人近い新規雇用を創出することができる。

 

 

(IRuniverse M.H)