ウクライナ・エネルギー省と在ウクライナ米国商工会議所の代表によるオンライン会議が10日、行われた。会議には、同省のファリド・サファロフ副大臣(デジタル担当)とマイコラ・コリスニク副大臣が出席した。

 

 燃料の提供、次期の暖房シーズンに向けての準備に関して協調する課題について議論した。

 

 コリスニク副大臣は「現在、国の戒厳令の間、エネルギー省は、産業発展の全般的な問題の解決と現在の問題状況を解決するため、企業の代表者と24時間365日協力している」と述べた。

 

 電力市場の規制に関する話題では、グリーン・エネルギーの問題が取り上げられた。

 

 サファロフ副大臣は「グリーン・エネルギーの開発は、ウクライナにとって非常に重要である。再生可能エネルギーを発展させるという願いは、我々のエネルギー戦略に明記されており、欧州や世界のトレンドに沿ったものだ」とし、「エネルギーミックスに占めるカーボンフリーエネルギーの割合を最大化することは、エネルギー省の重要な優先事項の一つだ」と強調した。

 

 米国商工会議所の代表は、戦時中でありながらも働き続け、職務を遂行しているウクライナのエネルギー労働者に感謝の意を表した。

 

 米商工会議所のタチアナ・プロコプチュク副会頭は「私たちの重要なメッセージは、商工会議所の会員がウクライナを信じ、仕事を続け、ウクライナの経済回復に極めて積極的に参加する用意があるということである」と語った。

 

 

ベラルーシで17日から展示会「電気自動車の日」開催

 一方、ウクライナに侵攻したロシアを支援したベラルーシでは、6月17日から展示会「電気自動車の日」が開催される。

 

 

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 この展示会には、産業界、科学者団体、電気自動車の輸入企業などの代表らが参加する。

 

 参加するのは、BKM Holding、MAZ、OJSC Amkodor、生産組合Belorusneft、ベラルーシ国立科学アカデミー、LLC MotoVeloZavod、SZAO BELGI、グリーンカー、テスラ、エレクトロカー、マルチモーター、シダスオート、ハロー、イレブン、JET、Eパワーなど。

 

 また、電気自動車から電気バスまであらゆるタイプの電気輸送手段が展示される予定。電動バイク、電動スクーター、電動アシスト自転車、国産の電気トラック、電気ミニバン、電気四輪車、格安の移動手段としての超小型電気自動車の新モデルもある。希望者は、電気自動車用充電ステーション網の整備とその拡大の見通しについて見学することができる。

 

 一輪車ライダーによるパフォーマンス、コンテスト、抽選会などのプログラムも用意されている。

 

 「電気自動車の日」は、電気自動車が環境に優しく経済的で、快適な都市環境の形成に貢献する交通手段であることを普及させるため、毎年開催されている。

 

 このイベントは、ベラルーシ・エネルギー省が中国・ベラルーシ工業団地「Great Stone」(CBIP)と共に主催し、ミンスク市実行委員会が後援している。国立図書館近くの会場で11時から14時まで開催予定。入場無料。

 

 

(IRuniverse M.H)