今年で7回目となる国際二次鉛会議(InternationalSecondaryLeadConference)はオンラインによるバーチャル会議となった。2日の日本時間16時から開幕した初日は、21時すぎまで11のプログラムが行われた。2年前のバリ島(インドネシア)では中国、東南アジア各国のセカンダリー鉛に関係する諸氏が多く参加され、総勢で200名が参集しおおいににぎわっていたが、バーチャルの今回では画面上では100名ほど。参加者で中国、東南アジア系の方々は少なく(画面上では中国の方はゼロのようだったのはかの国でのネット規制からか?)、日本からの参加はさらに少なかった。欧米系の参加が中心とみえた。

 

(関連記事)

 ・ISLC Report 1 国際二次鉛会議 バリ島で開幕!

 ・ISLC、ABCカンファレンスを振り返って

 ・第7回国際二次鉛オンライン会議(ISLC)9/2~9/3 詳細プログラム

 

 

 

 

 

 しかしながら、バーチャルでもブースで交流できるように会議のサイトは工夫が凝らされており、主催者の熱意、努力がおおいに感じられた。

 

 

画像画像

 

 

 バーチャル会議は事務局長であり、総合司会のMr Mark Stevensonの挨拶から始まり、世界の地域別二次鉛生産の動向、インドの二次鉛産業の動向、鉛バッテリーリサイクルの先進的な技術手法、などについて各氏のプレゼン、参加者からの闊達な質疑応答が続き、いずれも興味深いテーマとトピックスの数々であった。LCAを重視するならば鉛バッテリー、という直言は初日では聞かれなかったが、このLCAの本質的な良さが鉛バッテリーの肝要なところである。

 

 2日目の本日3日も日本時間の16時から始まる。

 

 2日目は鉛規制の圧力、バングラ、アフリカでのリサイクル実態、二次鉛の生産コスト、環境コスト、廃棄物の発生を最小限に抑えたコストパフォーマンスの高い鉛リサイクル技術、など。

 

https://secondaryleadconference.com/agenda/

 

 

(IRUNIVERSE/MIRUcom)