EVで世界展開しているテスラ社(Tesla Inc)は8月18日.木曜日、日本企業と協力して、北日本の北海道千歳市で充電式バッテリーを使用してエネルギー貯蔵施設を建設し、再生可能エネルギーの利用の増加を受けて電力システムの安定化を支援すると発表した。

 

 テスラ社は、日本の電力小売業者およびアグリゲーターのグローバルエンジニアリングおよびエンジニアリング会社エネ‐ビジョン社(Ene-Vision)と協力して、約500の住宅に電力を供給できる6,095キロワット時(kWh)の容量でグリッドに接続されたエネルギー貯蔵施設を建設する予定だ。


 テスラは、2022年夏に稼働を開始する予定のプロジェクトにメガパックバッテリー技術を供給する予定。


 グローバル・エンジニアリングは、卸売電力市場に電力を販売し、市場と容量市場のバランスをとり、Ene-Visionはエンジニアリング、調達、建設を担当します。

 

 グローバル・エンジニアリングの関係者によると、このプロジェクトの費用は約3億円(270万ドル)と推定されている。

 

 これは、再生可能エネルギーのさらなる拡大を支援し、発電機と蓄電池の使用を通じて再生電力の変動を吸収し、出力を安定させることによってコストを削減することを目的としている、とグローバルエンジニアリングは述べている。

 

 テスラ社のミッションは再生エネルギーの発電・貯蔵に加えてEV車の増加する需要を通じて持続可能なエネルギー転換を加速する事にある。

 

 テスラ社は、安全、パーフォーマンス、現実性で最高レベルのEV車を生産すると約している。テスラ社は現在、モデルS、モデルX、モデル3を世界中で275千台生産する能力を有している。

 

 持続可能な将来を履行する為に、テスラ社は無限のエネルギー製品を創造する事を目標にしている。その点ではEV車以外にも適用可能な電力貯蔵分野へ進出するのは、アジアの再生可能な電力の今後の発展を目指す、新たな事業拠点に日本を選択した事は、再生可能エネルギー分野で先行する欧州以外に新たな市場創造を目指していると思量さされる。

 

 電力貯蔵分野は、日本のバッテリー製造企業が高いレベルの開発力を有していると認識されてきたが、テスラ社の今回の進出では、高い技術力だけでなく経済性の点でテスラ社の競争力の高いバッテリーの生産・調達が今回の進出を成功させたと思量される。

 

 日本のバッテリー製造企業の日本市場開拓でも高い意慾を期待したい。

 

 

(IRUNIVERSE TK)