ナフサ相場の値上がりが続いている。

 

 5日のSPOTナフサ価格はトン当たり693ドル(C&Fjapan)をつけ、実に2年9か月ぶりの高値をつけた。原油価格の上昇につられてではあるが、国産ナフサもつれて上昇、足元は55,000円前後で推移している。6月が44,671円。原油高と為替の円安が効いている。

 

 

NY原油と為替(円ドルTTS)の推移  3か月

グラフ

 

 

 このナフサ高からみて、4-6月はもちろん、7-9月期についても国産ナフサ価格は一段高となる見通しで、同時に化学原料、素材の値上がりも続くことになる。先は原油相場次第ではあるが、米金利の本格上昇はまだ先、早くても22年以降、と予想されており、原油相場は堅調に推移していくとみる。

 

 

(IRUNIVERSE/MIRUcom)