川崎重工業は6月29日、マレーシアの大手化学会社であるMalay Sino Chemical Industries Sdn. Bhd.が新設するガスエンジンコージェネレーションシステム向けにカワサキグリーンガスエンジン「KG-12」2基を納入し、工場内で使用する電気・蒸気・冷温水供給のための自家発電設備として今年2月から運転を開始したと発表した。(写真は川重のニュースリリースから転載)

 

 このシステムは、マレーシアのエンジニアリング会社Sime Darby Energy Solutions Shd. Bhd.が受注した。川重は主要機器である定格発電出力5.2MWのカワサキグリーンガスエンジン「KG-12」2基(計10.4MW)、発電機の供給と据付指導、試運転を担当した。

 

 マレーシアでは、自国で産出する天然ガスの有効利用を目的としたコージェネレーションシステムの導入が進んでいる。今回運転を開始したシステムは、川重製のガスエンジンを用いた高効率コージェネレーションシステムの同国初の事例という。

 

(IRuniverse)