第26回「バッテリーリサイクル国際会議」(ICBR)2021が、9月22-24日にスイスのジュネーブで開催されます。(写真は前回の様子)
ICBR 2021は、バッテリー生産者とバッテリーリサイクル業界が直面する課題をグローバルにレビューするための国際的なプラットフォームです。 ICBRは26年以上にわたり、バッテリーメーカーとリサイクル業者、収集組織、OEM、政策立案者、材料およびサービスプロバイダーなど、バッテリーリサイクル・バリューチェーン全体の専門家と意思決定者の国際コミュニティを結集してきました。
この会議は、既存の産業プロセスおよび開発中のプロセスの代表者を含むバッテリーリサイクル関係者とのネットワーキングおよびコミュニケーションを通じて、参加者にビジネスチャンスを提供します。
改訂されたバッテリー指令(EU委員会の提案)
二次電池と一次電池の市場開発は、寿命末期の廃電池の管理を最適化するための新しいアプローチが求められています。
EU委員会は、寿命末期のバッテリーの収集とリサイクルを最適化するために、少なくとも13の革新的な対策を備えた改訂バッテリー指令を提案しています。 ICBR 2021プログラムは、法規制の側面とEU委員会提案が実際に実施される際の両面をカバーします。
ICBR 2021では、以下のテーマを議論します:
① バッテリーの新しい定義
② 材料回収率
③ 産業用バッテリーのセカンドライフ、廃棄物と非廃棄物の問題
④ ポータブルおよび産業用バッテリーの収集率
⑤ 産業用およびEVバッテリーのカーボン・フットプリントおよび当該バッテリーの性能と耐久性の要件
⑥ 自動車、産業、EVバッテリーの材料に必須リサイクルの含有量
⑦ ポータブル・バッテリーの設計要件とポータブル汎用一次電池の段階的な廃止
⑧ 産業用およびEVバッテリーの原材料のデューデリジェンス
⑨ バッテリー・パスポート・スキームを含む関連情報の共有
ICBR 2021で扱うテクニカル・トピックス:
前掲した新しい対策とその目標/目的を支援するために必要な技術開発についても説明します。項目は以下の通りです。
① 廃電池のリチウムおよびその他の物質含有量を回収する技術
② 材料がリサイクルされた内容の証拠を示す方法論
③ 電池用の電子情報交換システムにかかわる内容
④ EVバッテリーの診断と非アクティブ化(電源切断の問題)
⑤ 市場におけるセカンドライフ・バッテリー技術的および規制上の要件
⑥ サプライチェーンを通じた必須のデューデリジェンス
CBR 2021に是非ご参加ください。今回の会議では改訂されたバッテリー指令がバッテリー・バリューチェーンの技術的および経済的側面に与える最も重要な影響について議論します。
詳細は以下のアドレスにアクセスしてください。.
・ ICBR Website:https://icm.ch/en/icbr-2021
・ オンライン参加登録用リンク:https://icm.ch/en/icbr-2021/icbr-2021-registration-virtual
(IRuniverse)