川崎汽船と川崎近海汽船は4月30日、洋上風力発電を対象とした作業船事業の合弁会社「ケイライン・ウインド・サービス」(本社:東京・千代田区)を設立することに合意したと発表した。合弁会社は折半出資で、営業開始は今年6月1日を予定している。資本金は公表していない。(ロゴは川崎汽船、Yahoo画像から引用)

 

 日本政府が 2050 年カーボンニュートラルに向けたグリーン成長戦略で洋上風力産 業を重点分野と位置付け、それに伴うサプライチェーン形成に向けた取り組みを進めるなか、 川崎汽船と川崎近海汽船はこれまで国内外のオフショア支援船事業を通じて、多様な作業船の運航業務に対応できる技術と、それを活用する体制を構築してきた。

 

 両社は今般、双方で有するリソースを統合し、さらには川崎汽船グループの総力も結集して、洋上風力 発電事業の開発、建設、操業などにかかわる作業の支援を行なうため、合弁会社の設立に至ったとしている。

 

 合弁会社の「ケイライン・ウインド・サービス」は、川崎近海汽船グループが保有・運航する OSV(オフショア支援船・Offshore Support Vessel)の「あかつき」、「かいこう」を活用するなどして、カーボンニュートラル化に向けた洋上風力産業の発展に寄与したいとしている。

 

(IRuniverse)