IEAは世界のEV(電気自動車)保有台数が2020年に1000万台を超え、急速に成長していると発表した。

 

 コロナパンデミックで世界の自動車販売が6%落ち込む中にも拘わらず2020年はEV車は41%増加した。EV車は2020年300万台販売され、世界の自動車販売の4.6%を占めた。昨年2020年は世界のEV市場で初めて欧州が中国を追越して最大のEV市場となった。また、電動バスと電動トラックもそれぞれ60万台と3.1万台と世界の主要市場で登録数が拡大した。一方、米国と日本のEV需要はコロナ禍の下では伸びなかった。日本は25%低下して2.9万台にとどまった。

 

 しかしEV販売の短期的な見通しは明るい。2021年第1四半期の世界の電気自動車の販売台数は、中国での販売台数が約50万台、ヨーロッパでの販売台数が約45万台であったため、2020年の同時期と比較して約140%増加した。

 

https://www.iea.org/reports/global-ev-outlook-2021

 

 更にIEAは2030年には2億3000万台のEVが世界中を走ることになる、と予測している。全走行車両の12%を占める割合。

 

 

(IRUNIVERSE TK)