商船三井は4月28日、同社が出資する洋上風力発電設備設置船(SEP船)の保有・運航会社「Seajacks International Limited」(本社:英国ノーフォーク州)において、同社グループの日本法人を通じて保有する日本籍作業船「Seajacks Zaratan」がこのほど、秋田港に入港したと発表した。(写真は秋田港に入港したSEP船「Seajacks Zaratan」) 

 

 SEP船とは、プラットフォームに海底着床および昇降のための脚を装備し、プラットフォームを海面上に上昇させて、クレーンによる洋上風力発電設備の設置作業を行う作業船だ。

 

 この船は、秋田洋上風力発電が秋田港および能代港で開発を進める国内初の商用大型洋上風力発電事業で、風車や基礎の据付業務を請け負う鹿島建設とSeajacksの日本法人が締結した契約に基づき、4月末から基礎据付工事を開始する予定という。

 

(IRuniverse)