SDGsという言葉は最近メトロや街中でもよく見かけるようになりました。
実家に帰ったり出張のときは、新幹線をよく使いますが、今回はJR東海でのリリースが気になりました。
JR東海によると新幹線再生アルミをリサイクルし、英国の化粧品ブランド「ザボディショップ」に店舗内装用建材として、初めて提供することに。
今回のリリースでは、新幹線の使われなくなったアルミの利用について紹介されています。
新幹線再生アルミは、アルミを新製する場合に比べて、製造時に必要なエネルギーを抑えられるため、CO2排出量を97%削減し、環境への負荷を軽減することができます。
この削減は、とてもエコなものです。
今回のようなリサイクル技術を取り入れている企業では、ハリタ金属(株)などもあります。
ハリタ金属(株)(富山県射水市)は、JR東海が新幹線N700系廃棄車両のアルミ製部材を再生し、新車両の製造に世界初で再利用を実現したことを発表しています。
今回のJR東海のプロジェクトでは同社は参加していないようですが、この新幹線アルミリサイクルでは重要な役割を果たしている一社でもあります。
(出所:ハリタ金属株式会社 私たちのSDGsより)
また、ザボディショップといえば、化粧品を作ることや買うこと、使うことを通し、社会と環境の変革を追求することをブランドのオリジンとしています。
現在、45周年特別企画のムーブメントとして
「RISE UP WITH SELF LOVE ほどこう。自分をしばるものを。」をテーマに、自分にフォーカスを当てることの大切さも発信しています。
(出所:ザボディショップオフィシャルサイトより)
自分を大切にすることは、周りの人を大切にすることや環境にも配慮していくという考え方にも繋がるという印象を受けました。それにも関連して、今回のリサイクル事業も展開されたのではと感じています。
使われなくなったものが、新しく素敵に生まれ変わるということは、本当に色々な未知の可能性を感じ、刺激を受けます。
特に今はアーバンロハス、エフォートレス、トレーサビリティを大切にする考え方が浸透してきました。
私の好きなハリウッドからも。
コロナ渦の中だからこそ、気取らず、力を入れすぎず、おしゃれをしたり、毎日を過ごしていけることは大切なことです。
ただ綺麗でいたいということだけでなく、環境や人にも優しいことが求められ、受け入れられてきています。
事業者もコスメブランドも、このように人や環境に配慮した考え方で事業展開する事例がさらに増えていけば良いなと思います。
ザボディショップだけでなく、東京駅八重洲北口に開業している「東京ギフトパレット」にも、再生アルミは活用されています。
なかなか外出もままならない昨今ですが、もし近くまで行く機会がありましたら、ご覧いただくと日本の古くからの技術にも触れることができるようです。
古くなったり、使われなくなったものに、新しい命が吹き込まれ、新たな物語が生まれていく。
私の好きなお茶の世界とも共通していて、なんだか心があたたかくなりました。
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星野月子(Tukiko Hoshino)
元公務員、現在はパラリーガル、モデル、アーティスト。
それぞれ1人1人がどうありたいのか、ありのままのその人を大切にしたいと感じながら活動中。
ウィンナーワルツ(社交ダンス)や絵を描くこと、茶道、YouTube など表現することが好き。
今この瞬間に心に芽生えたもの、感じたことを大切にして、身体中に染み渡るその感覚に浸って、常に新しいことにも触れていたい。
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