日本環境設計(JEPLAN)と双日は3月19日、JEPLANのケミカルリサイクル技術を用いたPET(ポリエチレンテレフタレート)のケミカルリサイクル事業を国内外で共同推進することに合意し、JEPLANは双日を引受先とした第三者割当増資を実施したと発表した。また、JEPLANの子会社であるペットリファインテクノロジー(川崎市)に対して双日が同社全株式の25%分の持ち分を取得し、共同事業運営することに合意したことも明らかにした。(ロゴは双日の公式HPから引用)

 

 JEPLANは、独自のケミカルリサイクル技術「BRING Technology」を用い、ポリエステルやペットボトルの原料であるPETから中間体であるBHET(ビス(2-ヒドロキシエチル)テレフタレート)を選択的に抽出して高純度なモノマーを回収し、ボトルグレードの高い品質基準を満たす再生PET樹脂を商業規模で製造する実績を有している。この技術によるペットボトルの「Bottle to Bottle」リサイクルの商業生産実績がある世界で唯一の企業であり、今夏の工場稼働後は約2万2,000トン/年のリサイクル樹脂の生産を実施する予定としている。

 

(IRuniverse)