伊藤忠商事、日立造船、石油元売り大手のENEOSは3月17日、伊藤忠と日立造船が2019年12月に設立した「むつ小川原風力合同会社」にENEOSが参画すると発表した。3社は今後、青森県上北郡六ヶ所村における陸上風力発電事業の事業化に向け、共同で開発を進める。出資比率は日立造船と伊藤忠商事が各40%ずつ、ENEOSが20%となる。(写真はENEOSのロゴマーク、Yahoo画像から引用)

 

 この事業開発は、当該地域において、連系容量5.7万kW(最大発電能力6.5万kW)の陸上風力発電所の建設を計画するもので、2024年以降の稼働を目指す。

 

 新たに参画するENEOSは、2040年時点でのカーボン・ニュートラルを掲げ、2022年度までに、国内外において再生可能エネルギー事業の総発電容量を約100万kW以上に拡大することを目指している。メガソーラーやバイオマス、陸上風力を展開するほか、洋上風力についても2019年4月に台湾沖合、20年9月に秋田県八峰町と能代市沖合で事業を展開している。

 

(IRuniverse)