三井物産は3月11日、100%出資の子会社を通じて仏Total Erenとともに参画するアルゼンチン南部の風力発電事業(総発電容量97.2MW)が今年2月に操業を開始したと発表した。今後20年にわたり、アルゼンチン卸電力市場運営会社であるCAMMESAに売電する。三井物産にとり、アルゼンチン国内で初めての風力発電事業となる。(写真はVientos Los Hércules S.A.風力発電所。三井物産のニュースリリースから転載)

 

 三井物産が国内外で運営する発電事業の持ち分発電容量は11GW(2020年9月末時点)で、そのうち再生可能エネルギーの比率は14%。同社は中期経営計画で2050年のNet-Zero Emissionsを掲げ、水力を含む再生可能エネルギー比率を30年までに30%に引き上げる方針だ。アルゼンチン政府は国内の再生可能エネルギー供給率を2025年までに20%達成することを目指している。

 

 (IRuniverse)