川崎汽船とFueLNG(本社:シンガポール)は2月24日、FueLNGが保有・運航する7,500立方メートル型LNG(液化天然ガス)燃料供給船の船舶管理契約を締結したと発表した。この船は2020年下期にFueLNGに引き渡された後、世界最大の燃料供給拠点であるシンガポールで初のLNG燃料供給船としてサービスを開始する予定だ。(写真はYahoo画像から引用)

 

 川崎汽船グループが36年以上に渡って蓄積したLNG 輸送・船舶管理の知見と、FueLNG の160回以上に及ぶTruck to ShipによるLNG燃料供給の経験を生かし、安全かつ安定的なサービス提供につなげるという。FueLNGはKeppel Offshore & Marine (Keppel O&M) とShell Eastern Petroleumの合弁会社で、LNG 燃料供給のネットワーク構築や、船舶燃料としてのLNGの利用促進に取り組んでいる。

 

 LNG燃料は重油に比べて大気汚染物質や温室効果ガス(GHG)の排出を低減でき、国際的に強化される船舶の排出ガス規制への対応としても、重油に代わる有力な燃料と位置付けられている。

 

(IRuniverse)