三井E&Sマシナリーは2月15日、将来の排出ガスゼロに対応可能なコンテナ用ヤードクレーン「NZE(Near Zero Emission)トランステーナ」の販売を開始したと発表した。NZEトランステーナは、搭載するディーゼルエンジンの小型化を図り、二酸化炭素(CO2)やディーゼル排気有害物質の排出を従来のハイブリッド型より低減しているという。



  また、将来的な水素供給インフラの普及を見据え、ディーゼルエンジンを水素燃料電池(FC)電源装置へ換装しゼロ・エミッション(排出ガスゼロ)を実現するトランステーナの開発に着手したことも明らかにした。

 

 三井E&Sマシナリーは、前身の三井造船時代に日本で最初のコンテナ用ヤードクレーンを設計・製作し、1968年に神戸・摩耶埠頭に納入した。以来、世界中の港湾で同社のトランステーナが採用され、2021年1月現在、国内外の港に累計1500機を納めているという。

 

(IRuniverse)