JA三井リースと東芝エネルギーシステムズ(東芝ESS)は2月9日、台湾のPhoton Energy Powerグループである「Photon Taiwan Fund」に出資を行うことを決定したと発表した。募集金額は4,000万米ドル。三井リースと東芝ESSは、同社が進める台湾における太陽光発電事業への参画を通じ、現地の再生可能エネルギーの導入につなげる。

 

 Photonグループは、傘下のJE Capital Partners LimitedとPHOTON JAPAN合同会社を中心に日本で太陽光発電事業の開発・投資を行ってきた。今般、日本で蓄積された発電所の開発・投資ノウハウを台湾の太陽光発電投資に生かすため、台湾での太陽光発電所宛投資ファンドをグループで立ち上げた。また、日本でも引き続き全国で太陽光発電所の開発を行い、再エネの固定価格買取制度(FIT)に頼らない小売電気事業者への売電やCPPA(Corporate Power Purchase Agreement)の実現による持続可能なクリーンエネルギー社会へ寄与するための事業を行っていくとしている。

 

 台湾は、2025年までに太陽光発電の20ギガワット(GW)の導入目標を掲げ、30年には27GWまで増える見通しだ。

 

(IRuniverse)