川崎重工業は2月8日、84,000m(タンク容量)型LPG(液化石油ガス)燃料のLPG運搬船2隻の造船契約を日本郵船と締結したと発表した。今後、両船ともに坂出工場で建造し、2022年に竣工予定としている。(写真は川崎重工のニュースリリースから引用)

 

今回受注したLPG運搬船の推進燃料はLPGと低硫黄燃料油だ。LPGを燃料として使用することで、燃料油使用時に比べ、排気ガス中の硫黄酸化物(SOx)や二酸化炭素(CO2)などの排出量を大幅に削減できるという。

 

2020年1月から強化されたSOx排出規制などに対し、22年にさらに強化されるEEDIフェーズ3(1トンの貨物を1マイル運ぶ際に排出されるCO2のグラム数として定義されるエネルギー効率設計指標=EEDIを用いて新造船の省エネ性能の規制値への適合を強制する国際規制)にも適応している。


(IRuniverse)