丸紅とみずほリースは2月5日、共同出資の米国冷凍・冷蔵トレーラーリース・レンタル事業会社「PLM Fleet」を通じて、米Advanced Energy Machines(AEM)が設計・製造する太陽光発電パネル/充電器/冷凍・冷蔵ユニットを備えたゼロ・エミッションの冷凍・冷蔵トレーラーの顧客への納入を2020年12月から開始したと発表した。(写真はトレーラーの太陽光パネル=ニュースリリースから転載)

 

 PLMは、米国コールドチェーン業界の先駆的存在としてゼロ・エミッションの冷凍・冷蔵トレーラーの普及に取り組んできた。米国では現在、乗用車やトラックはもとより、ディーゼルエンジンで稼働している冷凍・冷蔵トレーラーについても冷凍・冷蔵ユニットのハイブリッド化や電化の動きが加速している。特にカリフォルニア州では、EV(電気自動車)やFCV(燃料電池自動車)などのゼロ・エミッション車両を推進するルール整備が進められている。

 

 AEMの技術を活用したPLMのゼロ・エミッションの冷凍・冷蔵トレーラーは、ディーゼルエンジンで稼働している一般的な冷凍・冷蔵トレーラーの機器と比べ二酸化炭素(CO2)などの排出ガスの削減効果がある。また、AEMの製品は低電圧での稼働によって作業員の感電リスクを抑え、安全性を高めていることや、電源システムとの一括での開発によりエネルギー効率を向上させ長時間連続の稼働を可能とするなど、他社に対する優位性が評価されているという。

 

(IRuniverse)